篠原演芸場で、人生初の大衆演劇に感動。
2月15日、人生初の大衆演劇を観に行ってきました。
公演の様子
場所は十条駅近くの篠原演芸場。今夜の一座は『劇団九州男』。人気がある劇団さんなのでしょうか。場内は大入りで空席が見当たりませんでした。
観客をざっと見渡すと9割以上が大人の女性。なのですが、予想以上に若い女性の姿も。1割くらいは20〜30代の女性だったような気がします。
イケメン達の演舞でスタートした第一部
18:00から始まった夜の部は、第一部のミニショーからスタート。着物を来た劇団員の方々の踊りが繰り広げられ、後半で座長の大川良太郎さん登場。存在感が飛び抜けています。如実に空気が変わったなと感じるほど。イケメンなお顔立ちと演技から滲み出る気迫とエネルギー、さらにがっしりとした長身がその存在感をさらに強いものにしています(Wikipediaには174cmとありますがステージではもっと大きく見えました)。着物の帯の後ろには「イケメンの会」の文字。うん。文句なしにイケメンです。
笑いあり涙ありの演技の幅広さに魅せられた第二部
第二部は『大江戸大暴れ』と題された2時間弱の演劇。笑いの中に涙、涙の中に笑いがあり、笑いと涙の境界を縦横無尽に行き来する演技の幅と柔軟さに魅せられました。
たっぷりと堪能出来る『豪華舞踊絵巻』でフィナーレ
第三部のステージは、『豪華舞踊絵巻』。その名の通り舞踊をメインにしたステージなのですが、第一部のミニショー(約20分)と異なり、約1時間ほど、様々な演出でたっぷりと堪能出来る構成になっています。衣装のバリエーションも多く、これでもか、というほど衣装替えが行われる豪華なステージでした。
見終わって
印象的だったのは、座長の大川良太郎さんの格好よさ。これはもし大衆演劇に興味があれば是非観てもらいたいレベル。他の劇団を観たことが無いので相対評価は出来ませんが、絶対評価で「格好いい」と思える格好よさがありました。
劇場の規模感もまた良い感じ。1階席はたぶん120〜130くらいでどこから観ても臨場感が味わえる大きさ。舞台間近で3時間半たっぷり楽しめて1,600円の入場料はめちゃくちゃコスパが良いと思いました。あと、調べてみたら篠原演芸場ではおにぎりが名物のひとつになっているようです。1日500個売れる日もあるとか。売店で見かけたので食べれば良かった…。
大衆演劇の入り口から其之七 十条・篠原演芸場のおにぎりがニッポン一おいしいワケ | SPICE – エンタメ特化型情報メディア スパイス
あとは、ご祝儀の文化も印象的でした。大衆演劇には、観客がひいきにしている役者さんにご祝儀を渡す文化があるのですが、豪華なものだと複数の一万円札を扇状にした「お花」と呼ばれる形状になることも。役者さんの着物が「お花」で飾られていく様は、なかなか見た目にも圧巻です。
マンガでも楽しめる大衆演劇
こちらは大衆演劇関連で面白かったマンガ。
わたしの舞台は舞台裏 大衆演劇裏方日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) | 木丸みさき |本 | 通販 | Amazon
その名のとおり、大衆演劇の裏方さん(大道具・小道具とかを作る人)がその舞台裏を描いたマンガです。面白おかしく人間味のあふれるその世界を覗いてみれば、きっと「観てみたい!」と興味と親しみが湧いてくることと思います。オススメです。
あと、大衆演劇をメインに描いたものではありませんが、篠原演芸場のある十条駅について、参考になるマンガがこちら。
吉祥寺だけが住みたい街ですか?(3) (ヤングマガジンコミックス) | マキヒロチ | 青年コミック | 本 | Amazon
「大衆演劇には興味あるけど、わざわざ十条駅で降りて篠原演芸場まで行くのちょっと面倒だな〜」という方も、このマンガを読めば十条駅自体も魅力的に感じられると思うので、篠原演芸場に興味があれば一度合わせて読んでみると観劇前後の時間もより楽しめるのではないかと思います。
今回私は行けませんでしたが、マンガに出てくるだるまや餅菓子店さんのかき氷は最高に美味しそうです。
ちなみに今回の観劇後は、ラーメンで締めました。煮干しそばが非常に美味でした。
以上、非常に有意義な体験が出来た一日でした。めでたしめでたし。
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2月 16, 2018 | No Comments
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