カヤック・柳澤大輔さん、チームラボ・猪子寿之さん、石黒浩さんのインタビューを読んで

毎日色んな記事を読んでせっかくなので印象に残った言葉をメモ。今日はこんな言葉に出会いました。

(以下、柳澤さんインタビューより抜粋)

簡潔にいえば豊かさの再定義、つまり新しい「幸福の指標」を探したいんです。

資本主義がグローバルに拡大したことで、貨幣の先に誰がどう活動しているかが見えないし、匿名性ゆえにひどいこともできてしまう。でもそれが見えていれば、世界はあまり悪い方にいかないんじゃないか。

出典:お金以外の「幸福の指標」を探したい|カヤック・柳澤大輔 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

これは個人的にも是非探りたい。お互いのローカルな価値観を指標化することで認め合いやすくなる。そんなことが出来れば閉塞感が減ってより多くの人が生きやすい社会に近づくんじゃないかなと思う。そして価値観が多様化することで幸せの種類も増えていく。

(以下、石黒さんインタビューより抜粋)

未来で人間は哲学的になる

人間と動物の違いは、こんなに大きな脳がどうして必要なのかと。うちの学生によく言うのは、「日曜日にやったことを月曜日に聞く」と。「10分ごとに、やったこと全部ノートに書け」と。「そのうちに人間でしかできないことに丸をつけてみろ」って言ったら、ほとんど丸つかないわけです。

(以下、猪子さんインタビューより抜粋)

人間が今有限だと思ってることの多くは、実は有限ではないかもしれなくて、有限という前提が人々をおぞましくしてるかもしれなくて

人々は物質から解放されて、結果的に有限概念みたいなものから解放されるんじゃないかなと思ってるんですよね。

家族っていう概念も、何らかの近代の有限概念が強くなりすぎたことによって生まれた、すごい悲惨な概念だと思っていて、それは家族という概念によって、人類は悲惨になってると思うんですよね。

特に、血のつながりのみを家族と定義したわけですよ、近代。

血統っていう何らかの、ある種すごい強い有限な限定的な概念によって、家族っていう概念を近代つくり、それによって人々は極めて不幸になってるわけですね。

出典:チームラボ猪子寿之氏「家族という概念が人類を悲惨にした」 – ログミー

既存の価値観を見直そう、というテーマはこちらの話題も共通。「家族」という血縁のみで作られた共同体の存在意義を、現代や未来の社会でどう位置付けるべきか、という課題提案は面白いなと思いました。

詳しくは各出典まで。

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3月 19, 2018 | No Comments

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