池袋の地名の由来を調べてみました

池袋の歴史

東京都豊島区に属し、新宿、渋谷と並ぶ山の手3大副都心の一つである池袋。かつては武蔵野の原野が広がる地域だったが、明治後期の日本鉄道による「池袋駅」の開業を皮切りに交通の要所となり賑わいを見せるようになった。

島区に属し、新宿、渋谷と並ぶ山の手3大副都心の一つである池袋。かつては武蔵野の原野が広がる地域だったが、明治後期の日本鉄道による「池袋駅」の開業を皮切りに交通の要所となり賑わいを見せるようになった。

いつから池袋は池袋と呼ばれていたか?

「池袋」の名前は戦国時代から見られるそうで、江戸時代には池袋村という村も存在したようです。現在は埋め立てられ見る影もありませんが、かつての池袋の地は湿地帯で多くの池があったそうです。

池袋の地名の由来その1:「袋池」説

現在の池袋駅西口にかつて存在した「袋型の池」を由来とする説。袋池(丸池)と呼ばれたその池の名前が地名の由来となったと言われている。袋池はかつて農業用水だった「弦巻川」の水源であり、70年代中頃まで現在のホテルメトロポリタン所在地の北側にあったという。

現在は、袋池がかつてあった場所の東側の隣接地に「元池袋史跡公園」が開設され、豊島区の公式HPでも袋池が「池袋」の地名の由来となった池として紹介されている。

元池袋史跡公園|豊島区公式ホームページ

「袋池」説に対する異論

池袋の元々の中心部であった「池袋本町(旧本村)」から袋池があった場所(旧雑司ヶ谷村)が離れているため、異論も唱えられている。

池袋の地名の由来その2:「池+フクロウ」説

かつて湿地帯で多くの池があった彼の地に、多くのフクロウが住んでいたから、という説。「池+フクロウ」で「池袋」となったというわけ。

その当時を偲んでか否かは不明だが、現在池袋の東口(地下1階JR改札付近)には待ち合わせの定番となっている『いけふくろう』の像が設置され、像の後ろには次のように説明書きが記されている。

池袋の由来
「池袋」という地名の由来は
袋のような盆地の窪地に
多くの湿地があった。このような
地形の印象から「池袋」という
ようになったのではないだろうか
と言われている。
その地名にあやかり
ここに「ふくろう」の石像を設置しました。

※上記の文中、かつて池袋に多くのフクロウが生息していたことについて全く触れられていないのはご愛嬌。さらに調べてみたところ、豊島区がフクロウとのつながりが深いとの見解は区の公式HPでも述べられていました。(フクロウは豊島区の「区の鳥」にも認定されています)

池袋の地名の由来その3:「袋を背負った亀+池」説

サンシャインアルパ内の「池袋ぱすたかん」というお好み焼き・もんじゃ焼き屋さんの箸袋には、以下の昔話が「池袋」の由来であると書かれています。

池と袋と亀の話
雑司が谷村の「亀の子島」から、毎夜亀が袋をしょって、住蓮寺さんの先のまあるい池に行きました。
池袋村の昔ばなし
(としまみち草の会 参)

参考

池袋 – Wikipedia
池袋 – なるほど! 東京 地名の由来
「池袋」の地名の由来 | 雑学ネタ帳
1:武蔵野の自然に恵まれた地 ~ 池袋 | このまちアーカイブス | 不動産購入・不動産売却なら三井住友トラスト不動産

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1月 29, 2019 | No Comments

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