ブロックチェーン版Lancers『Ethlance』『Blocklancer』
Lancersとかクラウドワークスのようなクラウドソーシングのマーケットプレイスって、ブロックチェーンで管理出来れば中央集権的な仲介業者って要らないんじゃない?(手数料高いし)と漠然と思っていたら、もう既にあるんですね。素晴らしい。
分散型雇用マーケットプレイス『Ethlance』
既に稼働しているのが、ETHで報酬を受け取れる Ethlance。
2017年1月1日にDistrict0x(仲介者不在の分散型マーケットプレイスのプラットフォーム)を使って立ち上げられました。
「手数料無料」が旧来の同種のサービスと比べると画期的に見えるのですが、実際の利用時は こちらの記事によると、
- アカウント作成
- 案件の契約締結
- プロフィール編集
等々の操作時に逐一ガス(ETH)を支払う必要があるので、大抵のユーザーはアカウントを開設してもいちいちかかるガスの支払いがバカらしくなり、使うのをやめてしまうだろう、との見解。
そもそもリーズナブルな労働力を求める傾向の強いクラウドソーシング市場では、取引時のガスの支払いは確かに大きな負担として見られそうです。惜しい。
ICOを経てプロジェクト進行中の『Blocklancer』
一方、ICOで資金を集め、現在開発進行中の『Blocklancer』というプロジェクトでは、手数料の設計がEthlanceと異なり、
When a payment is accomplished a 3% fees will be collected, a 100% of these fees will be distributed to the token holders.
案件の決済時に3%の手数料が集められるものの、集められた手数料の100%はトークンのホルダー達に分配されるという仕様。
先述の記事によれば、この仕様であれば、Blocklancerのユーザーと投資家それぞれに利用するメリットが提供出来るので、サービスとして順当な成長が見込めそう、とのことです。(詳細未検証)
安価な手数料、透明性の高いブロックチェーン、誰でも手に入れやすい仮想通貨の技術の組み合わせで、世界中の人たちと気軽にプロジェクトをともに出来る日もそう遠く無いのかも。
※英文の出典、参考ページ:The Difference between Blocklancer and Ethlance – Coin Noob
※本稿はコインの購入を勧める記事ではありません。
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3月 5, 2018 | No Comments
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