エリザベス・ギルバート “創造性をはぐくむには”

クリエイティブに関わる人々の苦悩の根源とその捉え方に関する考察。

ものすごくかいつまんで要約すると、

古代ギリシャ・ローマでは、創造性は人間に備わっているものではなく、遠く未知のところからくる『ダイモン』(ギリシャ)あるいは『ジーニアス』(ローマ)と呼ばれる精霊に属するものだと考えられていた。

しかしルネサンス以降、合理的人文主義の広がりにより、創造性は芸術家に属するものだと考えられるようになった。

そのため、“創造”という不確かな現象の出自を“個人”という脆い器が負うことになり、以降、芸術家は自らの能力と対峙し苦悩するようになった。

しかし、あの「何かが降ってくる感覚」は、「個人の能力によるもの」という考え方では説明が付かないのではないか? 「精霊によるもの」と捉えた方が説明が付きやすいのではないか?

と、いうようなお話。

“才能がある”とか“才能が無い”とかいう曖昧な言葉だけでは説明の付かないことは、クリエイティブの世界ではおおいに存在しますが、クリエイター個人にとって必要な能力(技術)は、「創造すること」そのものより「精霊(創造)が舞い降りて来たときにそれをキャッチし、具現化する能力」なのではないかと思わされるお話でした。

いつ来るか分からない15分のために常に準備をしているのがプロという話もありましたが、プロであるためには日々の修練が大事。

プレゼンの中にも「自分のやるべきことをやるだけ」といったような言葉がありましたが、デュシャンの「画家というのは、常に一種の職人であるという事」という言葉の真意もそこにあるような気がした秋の夕べでした。

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9月 25, 2011 | No Comments

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